ラグビー日本代表は７日、トンガ代表と行うパシフィック・ネーションズカップ第２戦に向け東京・秩父宮ラグビー場で練習を再開した。
５日、フィジー代表に19−25と惜敗。エディー・ジョーンズヘッドコーチ（HC）は、「フィジー戦に出たメンバーとフレッシュレッグス（休息十分な選手）のバランスは取る」。中４日で組まれた試合に際し、先発を入れ替える見通しだ。
内側靭帯を痛め「トンガ戦には出場できない」（ジョーンズHC）とされるマイケル・リーチに代わり、この日の午後はヘンドリック・ツイがNO8でプレー。菊谷崇とその座を争う。指揮官は、「（フィジー戦を通し）特にバックローで、相手の力を止めるパワーが必要だと感じました。そうしたタスクをやり切れる選手の起用を考えています。どちらをスタートさせるかは今週、考えていく」と語った。アウトサイドCTBでは「仙波（智裕・これまで同ポジションで先発）はとてもよくやってくれたと思います」としながら、突破力に長けたニコラス ライアンを先発させそうだ。
「次の試合ではライアンがいいオプションになると考えている。フィジー戦ではワイド（に展開した場面）でチャンスがあった時、それを活かしきれなかったので」
右PRでは山下裕史をスタメン起用か。ジョーンズHCは「トンガはヘビースクラムのチーム。フレッシュレッグスを入れるという観点からも、山下が最初で、畠山（健介）をセカンドハーフから、とも考えています」と話した。
トンガ戦は６月10日（日）、秩父宮で14時10分にキックオフ。日本代表のメンバーは８日、発表される。
（文・向 風見也）