「IRB パシフィック・ネーションズカップ 2012」が5日に愛知・瑞穂公園ラグビー場で開幕し、前年チャンピオンの日本代表は19−25でフィジー代表に敗れ、黒星発進となった。
FB五郎丸歩のペナルティゴール(PG)で序盤を9−0とリードした日本だったが、前半20分、自陣10メートルでのブレイクダウンからターンオーバーを許し、つながれて相手CTBアイサケ・カトニンバウにトライを挙げられた。オフロードパスを巧みに使うフィジーはその10分後にも、ジャパン選手のタックルをものともせず、細かくつないでWTBワイセア・ナヤザレヴがインゴールへ。
後半19分までに2本のPGとCTBヴェレニキ・ゴネヴァの40メートル独走トライを許し、12−25と差を広げられた日本は、22分にモール攻撃でペナルティトライを奪ったものの、逆転するまでには至らなかった。
なおオープニングゲームは、サモア代表が20−18でトンガ代表との接戦を制している。
第2戦が行われるのは6月10日(日曜日)。連覇へ負けられない日本代表は、東京・秩父宮ラグビー場でトンガ代表と対戦する。