日本代表に一流ラグビーを伝授するスティーブ・ボーズウィック
(撮影:BBM)
パシフィック・ネーションズカップに向けた東京合宿初日。約2時間の全体練習を行い、エディー・ジョーンズヘッドコーチ(HC)は「最初のセッションとしてはハッピー」と話した。
イングランドプレミアシップのサラセンズで主将を務めるスティーブ・ボーズウィックが、ラインアウトのスポットコーチとして参加。個々の瞬発力を活かしたリフティングとジャンプの基本を、繰り返し確認した。攻撃の型の確認やFWのスクラムにも時間が割かれ、ジョーンズHCは「色んなオプション、新しいこともやった。明日はもっと練習の成長が見られると思います」と話した。
「フレームワークはこちら(スタッフ陣)が提示しますが、選手がコミュニケーションを取って、オフ・ザ・フィールドでもハードワークしなければならない。そういう意味でも、スティーブを呼びました。彼は現役の選手ですよね。ですが、今回フィジーの映像を渡したら、3日間でラインアウトをすべて分析してくれました。インターナショナルプレイヤーはこうあるべきと、伝えてくれるはず」
6月5日、ジャパンは初戦でフィジーに挑む。
(文・向 風見也)