「HSBC アジア5カ国対抗 2012」のトップ5は26日、全日程を終了し、最終順位が確定した。
先週末までに全4戦を終えて5連覇を遂げた日本に次ぎ、アジア2位の座を奪還したのは韓国。地元ソウルで行われた最終戦では、UAE(アラブ首長国連邦)を47−21で降し、3勝1敗(勝点17)で今大会を終えた。後半10分まで21−21と競ったものの、リザーブメンバーを含め選手層で勝る韓国はラスト20分の戦いで徐々に差をつけ、SH梁永勲(ヤン・ヨンフン/ホンダヒート)、LO延権祐(ヨン・クォンヌ/横河武蔵野アトラスターズ)などがトライを重ねて、2年ぶりのトップ5を勝利で締めくくった。1勝3敗(勝点6)となったUAEは4位。
先に韓国が勝利して2位を決めたため、昨年より順位を落とした香港だが、13年ぶりに地元の旺角スタジアムで開催されたテストマッチで奮闘し、カザフスタンから7トライを奪って55−0と完勝した。2勝2敗(勝点13)で3位。一方、この試合で3枚のイエローカードをもらうなど規律の面でも乱れたカザフスタンは、0勝4敗(勝点1)でフィニッシュ。2008年の第1回大会から、日本、香港とともにトップ5グループで戦い続けてきたが、来年は下部リーグ(ディビジョン1)へ降格となり、同リーグで今年優勝したフィリピンが来年はトップ5に初挑戦する。
(情報提供:見明亨徳/アジアラグビー協会)