ラグビー日本代表は19日、東京・秩父宮ラグビー場でアジア五カ国対抗最終戦を香港代表と行う（14時キックオフ）。これまで３戦連続先発中のHO有田隆平に代わり、HO木津武士が今季初スタメンを果たす。
相撲少年だった小阪中時代にラグビーと出会い東海大仰星高入りした木津は、東海大で今のポジションに転向。身長183センチ、体重111キロ。強い体幹を活かし、昨季入団した神戸製鋼でもレギュラーとなった。
４月上旬から、１日あたり最大４度の練習が組まれた代表合宿に参加した。体重はさほど減っていないとしながら、周囲から顔が痩せて見えると言われた。「タフな合宿ですねぇ。サントリーもこうして鍛えられたのか」。２年間ジョーンズHCが指揮を執り、昨季トップリーグと日本選手権の２冠を決めたサントリーの強さを再確認した。
初先発に際しては、「（有田）隆平はフィールドプレーでもすごく動ける。けど、それと同じことをやってはダメ。自分はサイズもあるし、僕は僕の良さを活かしたプレーをアピールしたい」と話した。エディー・ジョーンズヘッドコーチ（HC）は「塊としての存在感を出してくれる」と期待する。
（文・向 風見也）