19日、東京・秩父宮ラグビー場でアジア五カ国対抗2012の最終戦を香港代表と行うラグビー日本代表では、SH日和佐篤が今季初先発を果たす。ここまで３戦連続先発中だったSH藤井淳との入れ替えについて、エディー・ジョーンズヘッドコーチ（HC）は「藤井は本当にいいチームマンです。ただ、今は日和佐の方が先発としての準備ができている」と話した。
12日、敵地の城南総合運動場で韓国代表を52−８と制した同大会第３戦では後半０分から出場した日和佐。前半、相手のブレイクダウンでの圧力に苦しんでいた仲間に対し、「ボールキープをしっかり。（接点を）越えきろう」とアプローチした。フランス１部リーグTOP14のスタッド・フランセでの留学によりチーム合流７日目ながら、攻めにリズムをもたらした。その時から指揮官は「これから彼にはゲームキャリアを与えていく必要がある」と、先発起用を示唆していた。
「（ジョーンズHCは）勝ち方を知っている。信じてついていこうと思う」と語る日和佐の今季国内初戦は、14時キックオフ。
（文・向 風見也）