オーストラリアの大都市シドニーを本拠地とするワラタスは7日、NO8ウィクリフ・パールーと2013年末までの契約延長で合意に達したと発表した。同国代表(ワラビーズ)として38キャップを持ち、2007年と2011年のワールドカップにも出場したパワフルなトンガ系29歳には、海外からのオファーも多く、日本行きが濃厚とみられていたが、来年はオーストラリア遠征を行うドリームチーム「ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ」との対決もあり、オーストラリア協会との契約延長にもサイン。ワラタスならびにワラビーズの一員として挑戦を続ける決断をした。
スーパーラグビーでは、2005年のデビュー以来76試合に出場(2012年5月7日現在)しており、ワラタスの屋台骨的存在。近年は膝や肩、太もも裏の故障に苦しんできたが、ダイナミックな走りと器用なハンドリングは衰えておらず、オープン攻撃ではいまなお脅威的存在である。
今季スーパーラグビーでは元気な姿を見せているウィクリフ・パールー
(撮影:Yasu Takahashi / Nichigo Press)