ラグビーリパブリック

フランス帰りのSH日和佐が新生ジャパンに合流 「戻って来てと」

2012.05.07

 福岡で合宿中の日本代表に6日夜、日和佐篤(サントリー)が合流。7日の練習から参加した。
 昨秋はワールドカップニュージーランド大会に出場し、3月19日に発表されたエディー・ジョーンズ率いる新生ジャパンにもメンバー入りした。しかしフランス1部リーグ(TOP14)のスタッド・フランセへの留学のため、代表は辞退。静岡・つま恋での合宿中だった4月5日、エディー・ジョーンズヘッドコーチは「(予め)知ってはいました。日本のためにはすばらしいこと」と、日和佐とは密な連携を取っていたことを明かしていた。
 フランスでは試合出場こそならなかったが、「チーム系のアタックディフェンスをやっていた。向こうはフィジカルの強さは日本とは違う」と本人。4月14日、リーグ戦7位だったチームは同第23節で2位のクレルモン・オーヴェルニュと対戦した。相手は前節から大幅に先発を入れ替えるなか、スタッド・フランセは9−25で敗れた。「向こうのチームの方がハードワークだった。(相手の)勝ちたいという気持ちが目に見えて伝わった」と日和佐は感じた。
 元々はサントリーのSHだ。今はジャパンで指揮を執るジョーンズ監督(当時)のもと、現代表チームの原型となる「アグレッシブ・アタッキング・ラグビー」をリードしてきた。今回はあと約3週間は現地に滞在可能だったようだが、「エディーさんに戻って来てと言われた」ことから予定より早く代表に合流した。
 まずはアジア五カ国対抗2012の第3戦、韓国戦(5月12日・城南総合運動場)に向け汗を流す。


(文・向 風見也)

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