マイク・デラーニ(撮影:BBM)
パナソニックワイルドナイツは17日、所属するSOマイク・デラーニがスーパーラグビー(南半球最強クラブ決定戦)で奮闘中の古巣ハイランダーズからバックアップ選手として参加要請をされたため、リリースしたことを明らかにした。
10年ぶりのプレーオフ進出、さらに初優勝を目指して、現在5勝2敗の総合5位(NZカンファレンス2位)と好位置につけているハイランダーズだが、昨年のワールドカップに出場したオールブラックスのコリン・スレードや、成長著しい21歳のリマ・ソポアンガといった司令塔候補が故障しているため、チームカラーを知るデラーニにSOSを送っていた。
パナソニックは文書で「昨シーズンからワイルドナイツの司令塔として活躍してくれているマイクが、スーパーラグビーで今シーズン好調なハイランダーズのSOバックアップ選手として選ばれたことは、チームとして光栄に思います。レベルの高いスーパーラグビーでの経験をワイルドナイツに持ち帰ってもらい、今シーズンのワイルドナイツでの活躍も期待しております」とコメントを発表。救世主的活躍が期待されるデラーニは、「今シーズンのスーパーラグビーでプレーすることになるとは思ってもいませんでしたが、ハイランダーズから声を掛けられたときは非常に嬉しく思いました。この機会を認めたくれたパナソニックにはとても感謝しています。この経験が、今シーズンのトップリーグ優勝に繋がるものと信じています」と抱負を述べた。
ハイランダーズには、昨年度までリコーブラックラムズに所属していたルースFWジェームス・ハスケルやCTBタマティ・エリソンがおり、同じく元リコーのNO8ハレ・ティーポレもデラーニと同時期に緊急招集された。