ニュージーランドの新聞『ザ・ニュージーランド・ヘラルド』は14日、元オールブラックス主将のタナ・ウマンガが、欧州を代表する強豪のひとつ、マンスター(アイルランド)の次期指揮官候補に挙がっていると報じた。トニー・マッガーン現ヘッドコーチ(HC)はオーストラリア代表のコーチングスタッフ入りが濃厚なため、マンスターは後任を探している。
しかしながら、トゥーロン(フランス)でも指揮を執った経験があるウマンガは、カウンティーズ・マヌカウ地区代表(ニュージーランド)のHCに就任したばかりで、2012年のITMカップ(NZ地区代表選手権)が終わる10月末まで、同チームと契約を結んでいる。欧州シーズンは毎年9月には始まるため、早期リリースなどの特別処置がない限り、彼がマンスターの指揮官に就任する可能性は低い。
NZヘラルド紙によれば、ウマンガのほかにも、U20ニュージーランド代表のロブ・ペニーHCや、現FWコーチである元アイルランド代表FLのアンソニー・フォーリーらが、候補者リストに入っているという。