関西学院大ラグビー部のヘッドコーチ(HC)に就任した元日本代表主将のアンドリュー・マコーミック氏が5日、同大学で会見し、「新しいチャレンジを楽しみにしている。ディフェンスに力を入れてチームを強化したい」と抱負を語った。契約社員として、フルタイムで指導にあたる。
ニュージーランド出身のマコーミック氏は現在45歳。選手時代は東芝府中の中心CTB、キャプテンして、日本選手権3連覇などに貢献。日本代表でも大将を務め、1999年のワールドカップに出場した。
選手引退後は、釜石シーウェイブスやコカ・コーラウエストレッドスパークス、クルセーダーズ(NZ)アカデミーでコーチ歴を重ね、2009年からは、トップウェストAに属していたNTTドコモレッドハリケーンズのHCに就任、2季でトップリーグ昇格を達成した。そして、2011年度シーズンは12位と苦しみながら、辛うじてトップリーグ残留の責任を果たし、3月にドコモを退団していた。
関西学院大は、2008年度と2009年度に関西大学Aリーグで優勝した強豪チームだが、昨年度は同リーグで3勝4敗の5位に終わり、大学選手権は1回戦敗退という成績だった。