ラグビーリパブリック

日本は5戦全敗で東京セブンズ終了 村田ジャパン寂しいラスト

2012.04.01

 東京セブンズは大会最終日の4月1日、トーナメント戦に突入し、初戦のポルトガル戦に5−21で敗れてシールド準決勝(13〜16位トーナメント)に回っていた日本は、ケニアにも17−24で敗れた。初日のプール戦は3戦全敗だったため、地元開催大会で日本は1勝もできずに戦いを終了した。
 試合は前半5分、ロテ・トゥキリのトライで日本が先制した。ケニアがゴールラインを背にパスを乱し、宇薄岳央が素早いプレッシャーからボールを奪い返してトゥキリのトライにつなげた。
 しかし、7人制世界ランキング10位の格上ケニアはすぐに反撃。7分、主将コリンズ・インジェラが約80メートルの独走トライを決めると、直後リスタートのキックオフボールも確実にキープし、逆転トライで日本に5点差をつけた。
 それでも、意地を見せたい日本は後半1分、ゴール前で藤田慶和が2人に捕まりながらも宇薄へパスをつなぎ、同点トライを演出。その1分後、トゥキリの不注意なハンドリングエラーからケニアにトライを許し、再びリードを握られたものの、細かく速いパス回しで相手の守りを崩し、坂井克行のトライで17−17と食い下がった。
 しかし、残り時間2分を切ったところで、日本は若きスター藤田が痛恨のシンビン(一時退場)。1人欠いた穴は大きく、ケニアに決勝トライを奪われ、悔しい終幕を迎えた。
 村田亙監督は、この試合を最後に7人制日本代表の指揮官から退く。