アイルランド代表および、レンスターの大型WTBとして活躍したシェーン・ホーガンが28日、現役引退を発表した。33歳になった偉大な右の翼はこの一年、膝の故障に苦しみ、復活を目指してリハビリを続けてきたが、フィットネスを取り戻すことはできなかった。
1998年にレンスターでプロデビュー。まもなく欧州を代表するスリークォーターバックとなり、約13年間のプロ人生で、クラブゲームは207試合に出場して71トライ。ハイネケンカップ（欧州最強クラブ決定戦）で優勝２回、セルティックリーグ（マグナーズリーグ／ラボダイレクト・プロ12）でも２度の栄冠獲得に貢献した。
身長193センチ、体重104キロのパワフルWTBはアイルランド代表としても活躍し、2000年２月のテストマッチデビュー以来65キャップを獲得（ブリティッシュ＆アイリッシュ・ライオンズでさらに４キャップ）。2003年と2007年のワールドカップにも出場したが、2011年大会は故障のためメンバーには選出されなかった。
よって、昨年５月28日に宿敵マンスターと戦ったセルティックリーグ決勝が、ホーガンにとってのラストゲームとしてアイルランド・ラグビー史に刻まれる。