日本ラグビーフットボール協会は26日、これまでトーナメント制で行われてきた全国大学選手権の大会方式を改め、2012年度大会からステージ制とプール戦を導入すると発表した。
試合数の増加と実力が接近したチーム同士の試合を増やすことで、大学ラグビーを強化するのが目的。
出場チームは、2011年度大会より2校増えて18チームとなり、関東大学対抗戦A(5)、関東大学リーグ戦1部(5)、関西大学Aリーグ(5)、そしてファーストステージからの3チームが全国舞台に立つ。
新方式では、まずファーストステージに出場予定の「九州学生リーグ優勝チーム」と、「東海・北陸地区代表×中国・四国地区代表の勝者」、そして「東北地区代表×北海道地区代表の勝者」が三つ巴戦を行い、1位チームがセカンドステージへの進出権を得る。
セカンドステージでは、関東対抗戦、関東リーグ戦、関西の代表を含めた16チームが、4チームずつの4グループに分かれてプール戦を実施。そして各プールの1位がファイナルステージへ進み、4強によるトーナメント戦で優勝を決める。
なお、ファーストステージとセカンドステージでは勝点制(勝者=5点、引き分け=2点、敗者=0点)を導入し、ボーナスポイント(7点差以内の敗戦=1点、4トライ以上=1点)も加算される。さらに、セカンドステージでは「アドバンテージポイント」も加えることとなり、各所属リーグでの最終順位によるポイント(1位=4点、2位=3点、3位=2点、4位=1点)を足して、地域リーグの成績を反映させることになった。
セカンドステージで、勝点や得失点差などを比較して最下位となったリーグのチームは、翌年度はファーストステージから参加しなければならず、最後まで白熱した戦いが続きそうだ(最下位が、関東対抗戦、関東リーグ戦、関西リーグ戦のチームの場合は、その所属リーグの当該年度5位のチームが参加する)。