ラグビーリパブリック

村田ジャパン、香港で悔し涙 来季セブンズWS本格参戦の夢消える

2012.03.25

 37年の歴史を持つ伝統ある7人制ラグビー国際大会であり、2011−2012セブンズ・ワールドシリーズの第6ラウンドでもある「香港セブンズ」は25日、大会最終日を迎え、来季のコアチーム昇格(世界トップ15入り)がかかる予選部門に出場した男子7人制日本代表は、3位決定戦でポルトガルに19−33で敗れ、昇格はならなかった。
 コアチームに格上げとなれば来季セブンズ・ワールドシリーズの全大会に出場できるため、オリンピックへ向けて国際経験が必要な中堅国にとっては負けられない戦いだったが、日本は「3枠」をめぐる予選に敗れたため、ワールドステージから一歩後退した形となる。
 今回、コアチーム昇格を果たしのは、ポルトガル、カナダ、スペイン。


 


 命運がかかったポルトガル戦。試合開始1分も経たずにポルトガルに先制トライを許した日本は、前半3分すぎ、藤田慶和(東福岡)がゴールへ駆け抜け、同点に追いついた。しかしその後、相手に4連続トライを奪われ、勝負あり。終盤に鶴田諒(NTTコミュニケーションズ)と豊島翔平(東芝)がトライを返したが、逆転する時間は残っていなかった。



 日本は、来季のセブンズ・ワールドシリーズでは出場減が予想されるものの、グローバルスポーツとして活性化させたいIRB(国際ラグビーボード)はコアチームの入替戦導入を検討しており、2013−2014シーズンに日本がセブンズの世界サーキットに本格参戦する可能性はある。
 香港で悔し涙を呑んだ村田ジャパンだが、今季セブンズ・ワールドシリーズの戦いは続いており、3月31日からは東京を舞台に、世界の強豪と激突する。


 

Exit mobile version