ラグビーリパブリック

ニュージーランドの至宝カーター 6カ月ぶりに試合復帰!

2012.03.24


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 世界最高峰SOと期待されて地元開催ワールドカップに臨みながら、栄冠を目指す戦いの途中であった昨年10月1日、ゴールキック練習中に左脚付け根部分を負傷し、無念の長期離脱を余儀なくされていたニュージーランドのダン・カーターが、約6カ月ぶりに復活を果たした。
 昨年2月の大地震以来、クライストチャーチ(NZ)で開催される初めての試合となった24日のスーパーラグビー第5節チーターズ戦で、地元チームのクルセーダーズに所属するカーターは21番を背負い、後半からインサイドCTBとして出場。40分間プレーし、CTBロビー・フルーエンのトライを演出するなど、新しいホームであるクライストチャーチ・スタジアム(ラグビーリーグパーク)を埋め尽くした約1万8000人のファンに元気な姿を披露した。
 エースの復活で活気が戻ったクルセーダーズは、28−21でチーターズに勝利。ワールドカップの激闘で古傷残る右足を悪化させ、手術を受けたオールブラックス主将のFLリッチー・マコウも戻ってくれば、スーパーラグビー優勝候補本命のクルセーダーズが一気に加速するのは間違いない。
 そして30歳になったカーターにとっては、2015年ワールドカップに向けた新たな挑戦の始まりである。


 

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