故障に苦しむ天才WTBドリュー・ミッチェル
(写真:Yasu Takahashi / Nichigo Press)
右足首の故障で今季スーパーラグビー参戦が出遅れていたワラタスのWTBドリュー・ミッチェルが、戦列復帰まで少なくともあと4カ月かかることが明らかとなり、レギュラーシーズンの出場はほぼ絶望となった。15日に専門家の診察を受け、本人がツイッター上で発表した。このため、6月に組まれているオーストラリア代表のテストマッチもグラウンド外から見守ることが決定的。
27歳のミッチェルは昨年も故障に苦しみ、4月下旬のスーパーラグビー(レッズ戦)で右のひ骨(膝下外側部分)を折り、足首を脱臼。奇蹟的な回復を遂げワールドカップに出場したが、準々決勝前のロシア戦で左太もも裏を痛め、無念の離脱を余儀なくされていた。
スーパーラグビーのプレーオフは7月20日から始まるため、もしワラタスがオーストラリア・カンファレンスを制すか、総合順位6位以内に入れば、優勝争いでミッチェル復帰の可能性はある。しかしながら、チームはもうひとりの勝負強いWTBラッシー・ターナーも太もも裏の筋肉断裂で失っており、台所事情は厳しい。
ちなみに決勝戦は、8月4日に行われる予定。