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ブルーズに大打撃 NZ最優秀選手カイノ 肩手術で今季スーパー15絶望

2012.03.12


ジェローム・カイノ


 


 


 昨年のニュージーランド年間最優秀選手であり、オールブラックスの主力として24年ぶりのワールドカップ優勝に貢献したルースFWジェローム・カイノが、3月2日のチーフス戦で負傷した左肩を手術することになり、今季スーパーラグビーでの復帰は絶望となった。
 所属するブルーズによると、カイノは以前から左肩関節部分に痛みを抱えており、プレーしながら自然修復を待っていたものの、コンタクトの際に限界を感じ、手術を決断。今週水曜日にメスを入れる予定で、復活まで少なくとも6カ月はかかる見込みだという。チームは今季、オールブラックスのSHピリ・ウィップーやCTBマア・ノヌー、U20代表のスターSOガレス・アンスコムらが加入し、優勝候補の一角に挙げられている。スタートダッシュにつまずいたものの10日のブルズ戦でようやく白星を獲得し、上昇気流に乗ると思われたが、カイノ離脱で大きな戦力ダウンは避けられなくなった。しかしながら、リーダーシップも優れる28歳はアドバイザーとしてブルーズのキャンプに留まる予定で、精神面でチームを支え続ける。
 世界屈指のパワフルな壊し屋として知られるカイノは、オールブラックスで48キャップを保持。リハビリが順調にいけば、南半球4カ国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」開催期間の9月に復帰が期待される。


 

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