ラグビーリパブリック

ジェイク・ホワイト氏 イングランド代表指揮官への鞍替え否定

2012.03.09


ジェイク・ホワイト氏


 



 次期イングランド代表ヘッドコーチ(HC)の有力候補に浮上していたブランビーズ(オーストラリア)現指揮官のジェイク・ホワイト氏が9日、自身の公式ツイッター上で“鞍替え”を否定し、引き続きブランビーズに留まることを明言した。
 2007年ワールドカップで南アフリカ代表を世界一に導いたホワイト氏は、豊富な知識と分析力を持つ優れた戦略家として知られ、2015年に地元開催ワールドカップを控えるイングランド・ラグビー協会(RFU)から接触があったことを今週木曜日に明かし、自身も同代表HC就任への興味を公言していた。しかし昨年7月に、南半球スーパーラグビーで近年低迷しているブランビーズの再建を託されたばかりであり、4年間の長期契約を結んでいることから、波紋が発生。結局、ブランビーズで仕事を全うすると宣言し、騒動を鎮静化させた。
 イングランド代表は昨年のワールドカップで準々決勝敗退という結果に終わり、当時チームを率いていたマーティン・ジョンソン氏が辞任。現在は、エリート選手育成部門の最高責任者であったスチュアート・ランカスター氏を暫定的コーチに据え、シックスネーションズ(欧州6カ国対抗)を戦っている。RFUは、同大会が終わる今月17日までに次期指揮官候補者たちのインタビューを終える予定で、リストにはランカスター氏のほか、前イタリア代表HCのニック・マレット氏、前アメリカ代表HCであるエディー・オサリヴァン氏の名前が挙がっている。前日本代表HCのジョン・カーワン氏も強い興味を示していたが、経験不足という理由で、すでにRFUの候補リストからは外れている。


 


 

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