ラグビーリパブリック

6カ国対抗で苦しむアイルランド 主将オコンネルとSHマレーが離脱

2012.03.06

 2012シックスネーションズ(欧州6カ国対抗戦)は3節が終わり、1勝1敗1分けの4位と苦しんでいるアイルランドだが、4日のフランス戦でキャプテンのポール・オコンネルとSHコナー・マレーが膝を負傷し、両者とも状態が悪いことから、残り2試合を欠場することが明らかになった。
 本来のキャプテンであるCTBブライアン・オドリスコルが肩の手術により今大会には参戦していないため、代役を務めてきたベテランLOオコンネルだが、アイルランド協会の発表によれば、ゲーム中に左膝をひねった際、内側側副靱帯を損傷し、復帰まで最長で6週間かかる可能性があるという。彼が所属するマンスターは4月8日にハイネケンカップ(欧州最強クラブ決定戦)の準々決勝を控えており、こちらも栄冠獲得へ厳しい状況になった。
 一方、昨年のワールドカップでレギュラーポジションを獲得した22歳のマレーは、今大会はこれまで全3試合で先発出場していたものの、フランス戦後半に右膝を痛め、ベンチへ下がっていた。スキャンの結果、骨挫傷と診断され、回復までには少なくとも3週間はかかる見込み。よって今週末のスコットランド戦と17日のイングランド戦は出場不可となり、チームは22キャップを持つSHトーマス・オレアリーを新たに招集した。
 オコンネルの代役には昨年代表デビューしたばかりの30歳、マイク・マッカーシーが呼ばれ、ゲームキャプテンはHOローリー・ベストが務めると予想される。


 

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