日本ラグビーフットボール協会は3日、第13回全国高等学校選抜大会(3月30日〜4月7日)にチャレンジ枠として出場する2校と、実行委員会推薦枠の2校を発表した。
チャレンジ枠から初出場の切符をつかんだ八戸西(青森)は、ラグビーを学校球技に位置づけ、2年生男子全員とスポーツ学科の生徒たちが体育の授業で取り組んでいる。昨年の全国大会予選では15人中3年生が2名という若いメンバーながら決勝進出を果たした。同じく初出場の洛北(京都)は、慶應義塾大学、太田第一中学校(現:太田高校)、旧制第三高等学校(現:京都大学教育学部)、同志社大学に次ぐ伝統校であり、昨年、創部100周年を迎えた。
推薦を受けた大東文化大第一(東京)は6大会ぶり2回目の出場となる。全国優勝の経験もある関東の古豪は来年度、創部50周年を迎え、東京都新人大会では3位の成績を収めた。そして、近畿大会に出場予定の大阪桐蔭(大阪)は、推薦枠で選抜初出場。冬の全国大会は6回経験している強豪であり、現チームはFWとBKのバランスがとれていると評判だ。
残るは3ブロックで、北信越と東海の出場校は20日に決まる予定。26日に近畿ブロック5校が決定し、出場全32チームが出揃う。
<第13回全国高校選抜大会 出場校>
ブロック | 校名 | ブロック新人大会 | 選抜出場 |
---|---|---|---|
北海道(2) | 札幌山の手 | 優勝 | 8大会連続8回目 |
遠軽 | 準優勝 | 10大会ぶり2回目 | |
東北(3) | 秋田工(秋田) | 優勝 | 3大会連続6回目 |
盛岡工(岩手) | 準優勝 | 4大会ぶり4回目 | |
仙台育英(宮城) | 3位 | 2大会ぶり10回目 | |
関東(5) | 桐蔭学園(神奈川) | 優勝 | 10大会連続11回目 |
國學院久我山(東京) | 準優勝 | 2大会ぶり9回目 | |
茗溪学園(茨城) | 3位 | 7大会連続7回目 | |
日川(山梨) | 4位 | 6大会ぶり2回目 | |
深谷(埼玉) | 5位 | 5大会ぶり4回目 | |
北信越(2) | |||
東海(2) | |||
近畿(5) | |||
中国(1) | 石見智翠館(島根) | 優勝 | 2大会連続4回目 |
四国(1) | 貞光工(徳島) | 優勝 | 2大会ぶり5回目 |
九州(5)+前優勝ブロック枠(1) | 東福岡(福岡) | 優勝 | 6大会連続9回目 |
筑紫(福岡) | 準優勝 | 2大会連続3回目 | |
長崎北(長崎) | 3位 | 2大会連続4回目 | |
鹿児島実(鹿児島) | 4位 | 初出場 | |
長崎南山(長崎) | 5位 | 2大会ぶり2回目 | |
熊本西(熊本) | 6位 | 4大会ぶり2回目 | |
開催県・埼玉 | 浦和 | 1回戦敗退 | 2大会ぶり2回目 |
チャレンジ枠(2) | 八戸西(青森) | (青森大会準優勝) | 初出場 |
洛北(京都) | (京都大会4位) | 初出場 | |
実行委員会推薦枠(2) | 大東文化大第一(東京) | (東京大会3位) | 6大会ぶり2回目 |
大阪桐蔭(大阪) | ― | 初出場 |