トップリーグ最強トライゲッターが日本選手権でも大記録を樹立しました。2012年３月４日に埼玉・熊谷ラグビー場で行われた第49回日本選手権２回戦で、NECグリーンロケッツの左WTBとして先発出場したネマニ・ナドロがキヤノンイーグルスから７トライを奪い、日本選手権における１試合最多トライ記録を更新。これまでは、第37回大会＝大東文化大戦での大畑大介（神戸製鋼／当時）と、第43回大会＝コカ・コーラウエスト戦でセミシ・サウカワ（NEC／当時）が記録した５トライが最高でした。
2011年12月18日のホンダヒート戦で６トライを挙げ、トップリーグにおける１試合最多トライ記録を塗り替えたフィジー出身のナドロは、2011−2012トップリーグでシーズン最多タイの19トライをマークし、年間表彰式では最多トライゲッター賞とベストフィフティーンに輝きました。
現在24歳。U20オーストラリア代表として出場した2008年ジュニア世界選手権でも最多トライを誇った勝負強いフィニッシャーです。南半球と欧州ラグビー界では苦戦し、ディフェンスは発展途上と言われていますが、身長195センチ・体重129キロの巨体から放つパワーとスピードを存分に発揮し、日本で大ブレイク。今年度、最も強いインパクトを残した選手のひとりです。
最多記録を連発したネマニ・ナドロ。トップリーグ年間表彰式にて