ラグビーリパブリック

名将ニック・マレット イングランド代表指揮官に立候補

2012.02.24

 イギリスの新聞『デイリー・メール』紙は22日、前イタリア代表ヘッドコーチ(HC)のニック・マレット氏が、噂されていたイングランド代表の新指揮官に正式に立候補したと報じた。昨年のワールドカップでイングランド代表を率いていたマーティン・ジョンソン氏は準々決勝敗退の責任を取って退任し、現在チームは、エリート選手育成の最高責任者であったスチュアート・ランカスター氏を暫定的コーチに据え、シックスネーションズ(欧州6カ国対抗)を戦っている。ランカスター氏も正式なHC就任を望んでいるが、南アフリカ代表HCを務めたこともある名将マレットが名乗りを上げたことで、ポストをめぐる争いは混とんとしてきた。
 地元で開催する2015年ワールドカップに向け、信頼できる指揮官のもと早めに長期戦略を立てて強化を進めたいイングランド。代表HCの候補には、オールブラックスのアシスタントコーチとして昨年のワールドカップ優勝を成し遂げたウェイン・スミス氏の名前も挙がっていたが、現在アシスタントコーチとして指導しているチーフス(ニュージーランド)との契約が9月まで残っているため、遅くとも今年6月までに正式発表されるイングランド代表指揮官の座には、応募しないことを16日に公言したばかりだった。


 

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