トップリーグ4強によるプレーオフは19日、東京・秩父宮ラグビー場で1回戦が行われる。個々の激しいタックルとボール争奪局面での激しさが特徴のNEC(リーグ戦4位)は、サントリー(同1位)と対戦。今季は新加入のWTBネマニ・ナドロが同リーグタイ記録の19トライを奪うなど攻撃力を増したが、岡村要ヘッドコーチ(HC)は守備の重要性を強調した。
残り2試合で勝ち点「5」を奪えばプレーオフ進出が決まる。そんな状況下、チームは連敗した。その要因を岡村HCは「いつもどおりに戦おうとはいっていたが、いつもとは(雰囲気が)違った。プレーオフに向かって固まっていた部分が多少はあったのかな」と分析する。LO浅野良太も「重い意味でのプレッシャーがあったのかな」と語った。
とはいえ、「その呪縛は取れたので、思い切り戦える。メンタル的にもいつものNECに戻った」と指揮官。短期決戦でのフォーカスすべき点については「今年(リーグ戦中)はアタックにもフォーカスしていますが、まずはディフェンス。ローススコアの戦いをリードする、または喰らいつくのが大前提」と語った。浅野も「難しいことをやる必要はない」と、昨季以前からのチームカラーを押し出す構えだ(http://sportsnavi.yahoo.co.jp/rugby/text/201202140004-spnavi.html)。
サントリー対NECは14時、キックオフ。
(文・向 風見也)