ジョン・カーワン氏(撮影:BBM)
アイルランドの新聞『アイリッシュ・インディペンデント』(電子版)は8日、2007年と2011年のワールドカップで日本代表のヘッドコーチ(HC)を務めたジョン・カーワン氏が、セルティックリーグ(ラボダイレクト・プロ12)に参戦するアイルランドの強豪アルスターの、来シーズンの指揮官就任に意欲を見せていると報じた。今シーズン、チームの指揮を執っていたブライアン・マクローリンHCは今年6月に退任し、アカデミーのシニアコーチを務めることが決まっている。同紙の記事によれば、カーワン氏のもとにアルスターからの接触はまだないものの、本人は「ヨーロッパ暮らしは好きだし、どんなオファーにも耳を傾けるつもりだ。もしアルスターが本気でハイネケンカップやプロ12の優勝を狙いにいくのなら、チームにかかわりたい」と積極的。
47歳のカーワン氏は、一時空席となったイングランド代表の指揮官ポストにも強い興味を示していたが、2015年の地元開催ワールドカップに向けて大胆な改革が求められている元世界王者は、エリート選手育成の最高責任者であったスチュアート・ランカスター氏を暫定的コーチに据え、すでに始動している。