ラグビートップリーグは5日、第13節5試合が各地であった。東京・秩父宮ラグビー場ではともにプレーオフ進出を決めていた東芝とパナソニックが対戦。東芝が59−25で白星を挙げ、11勝2敗の総勝ち点「55」で2位となった。敗れたパナソニックは11勝2敗の総勝ち点「53」、3位でシーズンを終えた。両者は19日、プレーオフ1回戦(秩父宮)で再戦する。
東芝は前半4分にWTB伊藤真のトライで先制(SOデイビッド・ヒルのゴール成功)。7分、パナソニックWTB山田章仁にゴールラインを割られながら、14分にはFB松田努が逆転。41歳9カ月5日で、自らの持つ最年長トライ記録を更新した(ゴール成功)。19分にSOヒル(ゴール成功)、37分にはNO8豊田真人主将が続けてインゴールに飛び込み、東芝は26−5でハーフタイムを迎えた。
後半9分にHO設楽哲也が、20分にFL西原忠佑がトライラインを割ったパナソニックだが(ゴール失敗)、終始、東芝の縦への圧力に苦しんだ。13分にFLマイケル・リーチに(ゴール失敗)、17分にはFLスティーブン・ベイツに(ゴール成功)、それぞれ自陣ゴール前での突破を許した。27分にはモールの脇を駆けたSH藤井淳に(ゴール成功)、32分にはPR浅原拓真をサポートしたCTBニール・ブリューに(ゴール成功)、35分にはSOヒルのキックパスに反応したWTB伊藤に(ゴール成功)トライされた。39、40分にHO堀江翔太(ゴール失敗)、CTBジャック・フーリー(ゴール失敗)が反攻も、その時には勝負が決まっていた。マン・オブ・ザ・マッチは東芝FLベイツ。
(文・向 風見也)