ラグビートップリーグは5日、第13節5試合が各地であり、東京・秩父宮ラグビー場ではサントリーが神戸製鋼に32−28で勝った。12勝1敗の総勝ち点「57」とし、リーグ戦1位。19日、秩父宮ラグビー場でNECとのプレーオフ1回戦に臨む。3度リードを奪いながらも敗れた神戸製鋼は、6勝1分6敗で総勝ち点「38」の6位。プレーオフ進出を逃した。
サントリーは前半2分にモールの脇から飛び出したFL元申騎が先制(CTBニコラス ライアンのゴール成功)も、8分、SO山本大介のペナルティゴール(PG)で神戸製鋼は7−3と差を詰めた。10、13分とCTBニコラス、SO山本がそれぞれPGを決め10−6となっていた前半17分、神戸製鋼PR山下裕史がモールから勝ち越しトライを奪った。SO山本のゴールも決まり10−13。33分、サントリーの連続攻撃からのLO篠塚公史のトライ(ゴール成功)で17−13とされたが、38分にはFLジョシュ・ブラッキーの疾走(ゴール失敗)で神戸製鋼が17−18とリードしてハーフタイムを迎えた。
後半4分、CTBニコラスがPGを決めたサントリーは20−18と逆転。10分にはSHフーリー・デュプレアのポイントサイドからの突破で27−18と点差を広げた(ゴール成功)。しかし神戸製鋼は、執拗なモールにより14分にペナルティトライを獲得(FB正面健司のゴール成功)、30分にはFB正面のPGで27−28と再逆転に成功した。34分にはWTB長友泰憲がゴールエリア左隅に飛び込み勝ち越したサントリーだったが、終始、ブレイクダウンで劣勢だった。マン・オブ・ザ・マッチはサントリーWTB長友。
(文・向 風見也)