福岡県高校新人大会決勝戦が5日、福岡・グローバルアリーナで行われ、全国高校大会3連覇を達成したばかりの東福岡が筑紫に20−25で敗れた。2009年1月の全国高校大会準決勝で常翔啓光学園(大阪)に負けたのを最後に、3年間続いていた国内公式戦での連続不敗記録は「83」でストップ。
試合は前半4分、筑紫がゴール前右でのスクラムから左へ展開し、CTB古屋龍太郎のトライで先制した。10分後に東福岡はWTB花田広樹が左隅に飛び込み2点差としたが、筑紫は20分、22メートル内スクラムから再びチャンスを作り、右ラックからすばやく左へつないでWTB山本義人がトライ。28分には筑紫キャプテンのFB井上尚馬もゴールラインを越え、筑紫が5−19とリードして前半を終えた。
後半に入り、ペナルティゴールで差を広げられた東福岡は、終盤の連続攻撃からLO崔凌也とWTB花田がトライを奪い意地を見せたが、追いつくことはできなかった。
筑紫は7年ぶり4回目の優勝。両校は今月17日から鹿児島で開催される全九州高校新人大会に出場する。
なお3位決定戦では、福岡が34−5で小倉を破った。