ヨーロッパの強豪6カ国によって争われる「シックスネーションズ」が4日に開幕し、昨年王者イングランドと、過去10年間で5回も栄冠を獲得しているフランスが白星発進した。
スチュアート・ランカスター臨時ヘッドコーチ率いるイングランドは敵地でスコットランドと対戦。3点を追う後半開始早々、SOチャーリー・ホジソンのトライで逆転すると、初キャップとなった20歳のCTBオーウェン・ファレルがキックで追加点を挙げ、13−6で勝利を収めた。
2011年ワールドカップ準優勝のフランスはホームでイタリアと対戦し、4トライを奪って30−12と、フィリップ・サンタンドレ新ヘッドコーチの初陣を飾った。24歳のCTBウェスレー・フォファナは後半に1トライを獲得し、上々の代表デビューを果たしている。
5日にはアイルランドとウエールズが対戦予定。3年ぶりの優勝を目指すアイルランドは、肩を痛めて離脱している主将ブライアン・オドリスコルに代わり、アウトサイドCTBにはキース・アールズが入る予定だったが、産まれたばかりで病気にかかった娘を看病するため、欠場が決定。ワールドカップメンバーのファーガス・マクファデンが「13番」をつける。