ラグビーリパブリック

2014年女子W杯予選が今週末スタート 欧州ガールズ激突

2012.01.31

 2014年にフランスで開催される「第7回女子ラグビーワールドカップ」の予選が、今週2月3日に開幕する女子シックスネーションズ(欧州6カ国対抗戦)からいよいよ始まる。アジアやアフリカなどは2013年に予選を行う予定だが、ヨーロッパの一部は、2012年と2013年のシックスネーションズ総合成績で本選の切符を争うこととなった。前回(2010年)のワールドカップで準優勝だったイングランドと、2014年大会開催国のフランス(前回4位)は予選免除となっているため、アイルランド、スコットランド、ウエールズ、イタリアの4カ国が「2枠」をめぐって火花を散らす。
 2010年ワールドカップの出場チームは12カ国で、2014年大会も同数になる見込み。前回王者ニュージーランドと、同3位のオーストラリア、それにトップ6入りしたアメリカ(5位)とカナダ(6位)も予選に参加する必要はない。
 なお、アフリカ大陸で女子ラグビーワールドカップの予選が実施されるのは初めてで、ケニアとウガンダによる「2013 エルゴンカップ」の勝者が南アフリカとのプレーオフで代表を争う。
 そして、第2回(1994年)大会のスウェーデン戦、第4回(2002年)大会のオランダ戦とアイルランド戦でワールドカップ勝利を挙げた女子日本代表だが、それ以降はアジア最強カザフスタンの壁に阻まれ大舞台から遠ざかっており、来年開催の予選では、12年ぶりの出場権獲得に期待が集まる。
 大会を主催するIRB(国際ラグビーボード)によれば、ラグビー競技の女子登録者数は世界100カ国以上で20万人を超え、7人制ラグビーが2016年からオリンピック種目になることも手伝い、その数は着実に伸びているという。イングランドで開催された2010年女子ラグビーワールドカップのテレビ視聴者数は2006年大会の倍にのぼり、世界127の国と地域で延べ2億人以上がテレビ観戦。決勝戦会場には、1万3253人の大観衆が駆けつけた。
 ちなみに、1991年に開催された第1回大会の優勝国はアメリカ。第2回大会はイングランドが制し、それ以降はニュージーランドが4連覇している。


 


 


※ 2014年女子ラグビーワールドカップのプロモーションビデオ
http://www.youtube.com/watch?v=d8A0-lN6F1Y



 

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