シックスネーションズ(欧州6カ国対抗戦)開幕を一週間後に控えた27日、ウエールズ代表のウォーレン・ガットランド監督は、同国歴代最多の104キャップを持つSOスティーヴン・ジョーンズ(スカーレッツ)をキャンプ地に緊急招集した。34歳のベテランは当初の代表スコッドからは落選していたが、先発司令塔を期待されていたリース・プリーストランド(スカーレッツ)が膝を負傷し、代役候補のジェームズ・フック(ペルピニャン)は今週末までフランスリーグに出場するため合流が遅れており、いぶし銀の仕事が期待できるジョーンズにSOSを送った。
2008年グランドスラム以来の優勝を狙うウエールズだが、他の複数の主要メンバーも故障を抱えている。昨年末に左膝を負傷したCTBジェイミー・ロバーツはフィットネステストをクリアーするまでに回復したものの、PRゲスィン・ジェンキンズ(膝)とFLダン・リディエイト(足首)は苦闘が続いており、2月5日の開幕戦(対アイルランド)は欠場が予想される。