トップリーグは28日、第12節4試合が各地で行われた。東京・秩父宮ラグビー場では、今季好調のNECがNTTドコモに19−28と敗北。暫定4位も、勝点は得られず前節に引き続き「41」のまま(8勝4敗)。4位以内でのプレーオフ進出は持ち越しとなった。勝ったNTTドコモは2勝1分9敗で勝点を「14」の暫定12位。下部への自動降格(13位以下)回避を目指す。
NTTドコモは前半8分、FLスティーブン・セテファノが先制トライ、SOハミッシュ・ガードもゴールを決めスコアは0−7とした。21分にはFLニリ・ラトゥに(SOキャメロン・マッキンタイアのゴール成功)、23分にはHO臼井陽亮に(ゴール失敗)それぞれトライを許し12−7とされたが、後半2分、右ラインアウトからモールを組みPR許雄がインゴールへ。SOガードのゴールも決まり、NTTドコモは12−14と逆転した。8分にはFLセテファノがインゴールに突入(ゴール成功)、34分には自陣ゴール前でWTB平瀬健志主将が相手のパスをインターセプト、そのまま独走してだめを押した(ゴール成功)。NECは40分にCTB釜池真道がトライラインを突破したが(ゴール成功)、反撃はそれまでだった。マン・オブ・ザ・マッチはNTTドコモHO水山尚範。
(文・向 風見也)