タフガイとしても知られる元オールブラックスのブラッド・ソーン
(撮影:Yasu Takahashi / Nichigo Press)
ニュージーランドの新聞『ザ・ニュージーランド・ヘラルド』(電子版)は27日、福岡サニックスブルースで現在プレーしている元オールブラックス(ニュージーランド代表)のLOブラッド・ソーンが、今季の日本ラグビーシーズン終了後に、短期契約で欧州王者レンスター(アイルランド)に加わる可能性があると報じた。
来月3日に37歳の誕生日を迎えるソーンは、2011年ワールドカップで優勝に輝いたあと、2年契約でサニックスに加入。11月6日のNTTコミュニケーションズ戦でトップリーグデビュー後、主に先発としてこれまで9試合に出場している。第11節を終えて11位のサニックスは入替戦に出場する可能性があり、そうなった場合少なくとも3月3日まではオフシーズンを迎えることはできない。
ハイネケンカップ(欧州最強クラブ決定戦)連覇を狙うレンスターは、今季新加入の南アフリカ人LOスティーヴン・サイクスが戦力とならず帰国、主将のアイルランド代表LOレオ・カレンはアキレス腱を痛めて長期離脱が予想されるため、セカンドローの層が薄くなっているという現状がある。
『ザ・ニュージーランド・ヘラルド』紙によれば、レンスターからの公式的なアプローチはまだ行われていない。