ラグビーリパブリック

勇ましきロシア人の海外挑戦続く 新たに2選手がプレミアシップへ

2012.01.26


ワスプス入りが決まったロシア代表主将コルシュナフ


 


 


 2013年セブンズ・ワールドカップのホスト国であり、15人制では2023年のラグビーワールドカップ招致を目指すロシアが、着実に海外に進出している。イングランドの最高峰リーグ「プレミアシップ」に属するロンドン・ワスプスは25日、ロシア代表のHOウラジスラフ・コルシュナフとNO8ヴィクトル・グレセフを新戦力として獲得したと発表した。今季終了までの短期契約。昨年は、ロシア代表主将として初めてのワールドカップで奮闘したコルシュナフは、6カ国対抗戦(2月上旬〜3月中旬開催)のイングランド代表エリートスコッドに選ばれたHOロブ・ウェバーの代役として期待され、2011年ロシア最優秀選手のグレセフは、故障者が多いバックローに厚みを持たせるために呼ばれた。25歳のグレセフは、ワールドカップのイタリア戦とオーストラリア戦でマン・オブ・ザマッチに選ばれ、IRB(国際ラグビーボード)による大会優秀FWのひとりに挙げられた注目株。
 昨年3月にはWTBワシーリイ・アルテムエフがロシア人初のプレミアシップ選手としてノーサンプトン・セインツに入団し、5月にはLOアンドレイ・オストリコフがセール・シャークスと契約してイングランド最高峰ラグビーに挑戦中だ。また、代表司令塔ユーリー・クシュナレフは南半球スーパーラグビー出場を目指して、現在はメルボルン・レベルズ(オーストラリア)の練習生となるなど、勇ましきロシア人たちの海外武者修行が続いている。


 

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