11年ぶりのセブンズWS日本開催に向け意気込む村田監督(左)、矢部専務理事(中)、稲垣トーナメントディレクター
(撮影:松本かおり)
世界各地を転戦する、世界最高峰のセブンズ・ラグビーのシリーズ、『HSBCセブンズワールドシリーズ 東京セブンズ2012』の大会概要発表記者会見が1月23日に開かれた。会見に先だって日本協会・矢部専務理事は、「本格的なセブンズの国際大会は11年ぶりになります。2016年のリオデジャネイロからの五輪競技採用が決まって、世界各国のレベルが上がっています。その中でセブンズワールドシリーズも昨年までの8大会から、今年は9大会に増えました。残り2か月、ホストユニオンとして精一杯の準備をしていきます」と語った。
稲垣トーナメントディレクターからは、大会の大枠の説明があった。東京・秩父宮ラグビー場を舞台に、3月31日と4月1日の2日間にわたって開催され、参加する16チームによって全44試合を実施。NZ、南アフリカ、イングランド、フィジー、サモア、オーストラリア、ウエールズ、アルゼンチン、ケニア、フランス、スコットランド、アメリカ、ポルトガル、ロシア、香港、日本が、第1日=4チーム×4グループのリーグ戦、第2日=カップ/プレート/ボウル/シールドの各トーナメントに分かれて戦う形になる。チケットは様々な種類のものが売り出され(2月5日発売開始)、約8割が自由席で、2日券購入の方には、ホットドッグが各日とも1個無料でサービスされる予定だ。「1日目=1万人、2日目=2万人のお客さんを見込んでいます」(稲垣氏)。
チームを率いる村田亙監督の口からは、東京大会へと続く、NZ大会、米国大会、香港大会へのメンバー編成についての話があった。まずNZ大会、米国大会へは、東福岡・藤田、尾道・久内、日本航空石川・長谷川ら高校生トリオをはじめ、筑波大・彦坂兄(WTB)、竹中、帝京大・中村亮土、中央大・羽野、明治大・堀江らを中心にチームを編成。その後、トップリーグ終了や日本選手権の消化にともなって、トヨタ自動車・山内らが加わる構想だ。「プレート(8強)、もしくはカップトーナメント(4強)に進出し、戦いたい」と目標を語った。
舞台となる秩父宮ラグビー場はトップリーグ終了後芝の養生に入り、セブンズの祭典を待つことになる。
※ チケット販売について
http://sevens.rugby-japan.jp/japan/2012/id12681.html
若手の積極起用も口にした7人制日本代表の村田亙監督(撮影:松本かおり)