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パナソニック山田 前節負傷退場も「大丈夫」

2012.01.21

 パナソニック(前三洋電機)WTB山田章仁は、「最近は足の調子が良くなってきている」。
 昨季はリーグ戦13トライを挙げ、プレーオフではMVPとなった。今季は「断トツでトライ王を」と宣言。しかし、序盤戦では決定機でのミスを続け、第10節終了時点で4トライに止まった。
 年明け以降、コンディションは上向きだと語る。精神面についても「余裕を持ってプレーしたいと思っている。最近は飯島さん(均前監督・現部長)とよく会うんですけど『適当にやったらどうだ』みたいな話をしていただいて。あまり考え(過ぎ)ないようにしよう、と」。開幕前に自ら立てた「断トツ」という目標がプレッシャーになっている、との見方を「ミスをした瞬間にそう思っているかというと違いますし」と以前から否定していた(http://sportsnavi.yahoo.co.jp/rugby/text/201201080002-spnavi.html)。実際は、「トライをとらなきゃいけない」との焦りを「軽く」感じていた。
 15日の大阪・近鉄花園であったトヨタとの第10節では、後半29分、相手のノーボールタックルを受けた。スタッフの手を借り途中交代した際、場内は騒然とした。試合直後の中島則文監督によれば、「(左の)大腿部の打撲。経過を見てみないとわからないですが、そんなに重症ではないのでは」。当時、山田自身も、「あの時(倒された瞬間)は痛かったです。でも大丈夫」と話している(○31−27)。
 今季リーグ戦2位につけるパナソニックは22日、神戸製鋼と第11節を戦う(群馬・大田)。山田も先発予定だ。


(文・向 風見也)


 

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