トップリーグ過去５季で４度の４強入りを果しているトヨタは今季、苦しんでいる。直近の５連敗を含め、10戦消化時点で３勝７敗。順位を10位としている。もっとも、復調の兆しは見せている。
15日、パナソニックとの第10節（大阪・近鉄花園）では27−31と敗戦も、前半は２トライを先取、リードしてハーフタイムを迎えていた（17−15）。HO上野隆太主将は「最後、勝ちきれなかったところに自分たちの甘さがある」としながら、「トヨタらしいアグレッシブなアタックで戦えたことは誇りに思います」と手応えを感じた。
「苦しい思いが必ず実になることを信じて次節に臨みたい」と朽木泰博監督。トヨタは21日、ヤマハとの第11節（静岡・ヤマハ）に臨む。
（文・向 風見也）