ラグビーリパブリック

イングランドの最強WTBアシュトン サラセンズへの移籍発表

2012.01.19

 イングランドが誇るパワフルフィニッシャーのWTBクリス・アシュトンが、今季限りでノーサンプトン・セインツを退団し、来季はプレミアシップ前王者のサラセンズに移籍することが19日、明らかになった。サラセンズ側はまだ公式発表をしておらず契約内容は不明だが、アシュトンが自身のツイッターで移籍について明かし、ノーサンプトンも事実と認めた。
 元ラグビーリーグ(13人制)のスターは2007年3月に15人制への挑戦を表明し、最初のシーズンにいきなり、2部リーグ25試合で39トライという大記録を打ち立て、ノーサンプトンの1部リーグ(プレミアシップ)復帰に貢献した。2009−2010シーズンはプレミアシップのトライ王(16トライ)に輝き、年間最優秀選手賞を受賞している。
 イングランド代表でもあるマンチェスター生まれの24歳は、2011年2月のイタリア戦で4トライを挙げ、シックスネーションズ(欧州6カ国対抗)において、1試合で4トライ以上をマークした最初の選手となった。昨年のワールドカップでは準々決勝敗退ながら6トライを記録し、フランス代表のWTBヴァンサン・クレールと並ぶトップスコアラーとして存在感を示した。
 先月のレスター・タイガース戦で、相手WTBアレサナ・トゥイランギの髪を引っ張り、4週間の出場停止処分を受けたアシュトン。今季はまだ3トライとおとなしいが、ノーサンプトンは現在プレミアシップ3位につけており、初優勝に向けてラストシーズンの残り試合に全力を尽くすことを誓った。


 

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