第62回全国地区対抗大学ラグビーフットボール大会の決勝戦が6日、愛知・瑞穂公園ラグビー場で行われ、 愛知学院大(東海北陸地区)が33−15で東京都市大(関東1区)を破り、2年ぶり3度目の優勝に輝いた。
前半4分にWTB藤川修平がゴールラインを越えて先制した愛知学院大は、手堅い守りで最初の40分を14−3で折り返すと、後半もHO岡本尚也のトライで先手を取り主導権を握った。一時は4点差まで詰められたものの、ラスト10分で再び攻撃力を発揮し、計5トライを奪って頂点に立った。
全国地区対抗大学大会は全国大学選手権大会よりも歴史は古く、1950年度に全国新制大学ラグビーフットボール大会として第1回が行われている。1993年から各地区の大学にも大学選手権の門戸が開かれたため、大学選手権の出場権を得なかったチームによる“もうひとつの全国大会”という色合いが強くなり、注目度は低くなったが、「正月の瑞穂」も多くの大学生にとっては目標とする舞台である。