3連覇を目指す帝京大が4年連続の決勝進出を決めた。2日に東京・国立競技場で行われた第48回全国大学選手権大会・準決勝で筑波大と対戦した前王者は、手堅いディフェンスと強力FWで主導権を握り、29−3で勝利。8日の決勝戦(東京・国立)では関西王者・天理大と対戦する。
前半12分、ゴール前5メートルのラックから帝京大LOティモシー・ボンドが抜け出して先制した。27分にもパワフルな帝京FWが前進し、HO白隆尚がトライ。後半51分にはハーフウェイでSH滑川剛人が相手パスをインターセプトしゴールに突き進むと、試合終了間際には途中出場のCTB中村有志がチーム4本目のトライを奪って勝利に花を添えた。守ってはペナルティゴール1本に抑える磐石の戦いぶりで、頂上決戦に向けて王者の調子は上向いている。
これまで3連覇を遂げたのは同志社大だけ。1982〜1984年度に達成されたその偉業に、帝京大は挑む。