18日に開幕する大学選手権の組み合わせ抽選会が5日、東京・日本ラグビー協会で行われた。同選手権2連覇中で、今季は関東大学対抗戦Aの1位として予め枠が決まっていた帝京大は、1回戦で福岡工大(九州学生リーグ?部)と対戦することとなった。場所は福岡・レベスタ。SO森田佳寿主将は「春からずっと積み重ねてきたことを、試合でどれだけの精度で出し切れるかにこだわっている」。これまでと同様、相手よりも自分たちのことを見つめる方向性を示した。
激戦区だった対抗戦優勝を経て、選手権では1回戦敗退が続く九州のチームとの対戦が決まったが、「試合のなかでは自分たちのプレーの基準にチャレンジしているので、戦いやすい相手だとか、そういうことは関係ないと思います」と語った。
この日、抽選会場に来るまでの間はどんな心境だったかを聞かれれば、少し間を空け「優勝に、いや選手権に向けての組み合わせが決まるというわくわくした気持ちと、どこが来たとしても僕たちのラグビーにチャレンジするだけだという気持ちがありました」と淀みなく話した。
(文・向 風見也)