今季の東芝はトップリーグ序盤4戦で全勝。春先から和田賢一新監督のもと「FW勝負」を打ち出し、公式戦でも一貫した姿勢を貫いている。10月30日、愛知・瑞穂ラグビー場であったトヨタとの第1節を36-15で快勝した際、指揮官は「FWで勝負という15人の思いがプレーに出た」と振り返った。もっとも同日、前主将のWTB廣瀬俊朗は「根底にはボールを大きく動かす意識がある」と語った。今季の東芝がFWプレーにこだわりを見せているが、「そこに固執しているわけでない」ことで、見た目上の躍動感を生んでいるのではと指摘していた。
東芝は12月3日、東京・秩父宮ラグビー場でNTTコムと第5節を戦う。
(文・向 風見也)