ロンドン・ワスプス（イングランド）は14日、元イングランド代表のFLジョー・ウォーズリーが深刻な首の怪我により現役を引退すると発表した。
2003年ワールドカップの優勝メンバーであり、同国代表として78キャップを獲得してきた34歳のハードマンは、昨シーズンから首に痛みを感じていたといい、今年3月から本格的な治療と懸命なリハビリを続けていた。しかし、2011年ワールドカップのイングランド代表トレーニングスコッドにも選ばれていたが、プレーを再開できるまでには回復せず、選手生活に終止符を打つ決心をした。
16歳でワスプスのアカデミー生となって以来19年間、他のクラブに移籍することなくチーム愛を貫いた。その間、313試合に出場し、ハイネケンカップ（欧州最強クラブ決定戦）の栄冠を2度、プレミアシップ（イングランド最高峰リーグ）のタイトルを4度も獲得。粘り強いプレースタイルが持ち味で、1999年と2007年のワールドカップにも出場、2009年には4年に一度結成されるブリティッシュ＆アイリッシュ・ライオンズのメンバーにも選ばれた。