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欧州最強クラブの称号獲得へ 2011−12 ハイネケンカップ開幕

2011.11.14

 ヨーロッパの最強クラブを決める「ハイネケンカップ」は11日、ロンドンなどで開幕し、24チームが6組に分かれてのプール戦が始まった。ホーム&アウェー方式で計6試合ずつ戦い、各組1位の6チームと2位グループの成績上位2チームが決勝トーナメントに進む。



 昨季王者のレンスター(アイルランド)は肩を痛めている大黒柱のCTBブライアン・オドリスコルを欠いており、敵地でモンペリエ(フランス)と16-16の引き分け。前回準優勝のノーサンプトン・セインツ(イングランド)はアイルランドの強豪マンスターのホームに乗り込み、勝利寸前まで追い込んだが、試合終了間際に相手から40フェーズを重ねられ、最後はマンスターSOローナン・オガーラのドロップゴール成功で痛恨の逆転負けを喫した(21-23)。


 最多4度の優勝経験があるトゥールーズ(フランス)はグロスター(イングランド)相手に21-17と地元で白星発進。初出場のコナート(アイルランド)は欧州チャレンジカップ前王者のハリクインズ(イングランド)に挑み、トライ数では上回ったものの、元オールブラックスの相手SOニック・エヴァンスに7本のゴールキック(6PG)を決められ、17-25と惜敗した。


 今大会では2011ワールドカップで活躍したヒーローたちにも注目が集まり、準決勝フランス戦で危険なタックルを放ったためレッドカードを受けた不運の主人公、ウエールズ代表の主将サム・ウォーバートンは3週間の出場停止処分が解け、カーディフ・ブルーズの先発FLとしてラシン・メトロ(フランス)戦にフル出場。26-20で勝利に貢献した。そして、南アフリカ代表のキャプテンを務めたHOジョン・スミットは新天地サラセンズ(イングランド)で挑戦を始め、ベネトン・トレヴィゾ(イタリア)戦に途中出場してトライを獲得、こちらも開幕戦を白星で飾っている。


 


 また、同じく先週末に開幕した欧州チャレンジカップ(ハイネケンカップより格下)では、ルーマニア覇者のブカレスト・ウルブズが2011ワールドカップにも出場したWTBマリアン・アポストルのハットトリックなどで、34-7とクロチャーティー(イタリア)に快勝している。


 両大会ともプール戦を経て、来年4月にプレーオフへと突入し、5月の第3週末に決勝戦が行われる予定。


 


 


※ ハイネケンカップの試合結果と各プール順位表


http://rugby-rp.com/free.asp?idx=100024&code_s=10031001


 


※ 欧州チャレンジカップの試合結果と各プール順位表


http://rugby-rp.com/free.asp?idx=100044&code_s=10031001


 


 

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