スコットランド代表として約11年間活躍してきたLOネイサン・ハインズが9日、ナショナルチームからの引退を発表した。現在、フランスのクレルモン・オーヴェルニュでプレーする34歳のタフガイは、「家族と過ごす時間を大切にしたい」と地元メディアに引退の理由を語り、22歳のリッチー・グレイなど若手の台頭もあって後進に道をゆずる決意を固めた。
オーストラリア出身のハインズは2000年7月のニュージーランド戦でテストマッチデビューして以来、77キャップを獲得。2009年にはブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのメンバーにも選ばれている。ワールドカップには2003年から3大会連続で出場し、今年のニュージーランド大会では3試合はベンチスタートながら全4試合に出場した。ラストマッチがオークランドでのイングランド戦となったため、代表のキャリアは聖地イーデンパークで始まりイーデンパークで終わったこととなる。