ラグビーリパブリック

震災復興へ明るい光 NZクライストチャーチにラグビーが帰ってくる!

2011.11.09

 ニュージーランド協会とカンタベリー協会は8日、来年6月に予定されているオールブラックス対アイルランド代表のテストマッチ1試合を、南島クライストチャーチで行うと発表した。
 今年2月の大地震で甚大な被害を受け、長年準備を進めてきたワールドカップ試合開催をも断念せざるを得なかったクライストチャーチ。ホームグラウンンド「AMIスタジアム」のダメージは深刻でいまだに復旧の見通しは立っておらず、少なくとも2012年は閉鎖が決まっているが、市内にあるもうひとつのラグビー場「ラグビーリーグ・パーク」を2000万ドル(約12億4000万円)かけて改修し、最大で約2万5000人収容可能の新スタジアムを誕生させることとなった。現地新聞『ザ・ニュージーランド・ヘラルド』紙によれば、費用のうち600万ドルは政府から援助され、500万ドルは震災復興資金から捻出される。
 オールブラックスの試合がクライストチャーチで開催されるのは2010年8月以来で、アイルランド代表との待望の一戦は6月16日に行われる予定。また、地元チームのクルセーダーズが参戦するスーパーラグビー(南半球最強クラブ決定戦)と、カンタベリーが挑むITMカップ(国内州代表選手権)も“仮のホーム”「ラグビーリーグ・パーク」で実施される。
 改修工事は来週から始まり、スーパーラグビーシーズン中の来年3月末までには完成予定。


 

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