ジャパンラグビートップリーグは第2節を迎え、5日に東京・秩父宮ラグビー場で行われた「リコーブラックラムズ対ヤマハ発動機ジュビロ」の試合は、後半に5トライを奪ったヤマハ発動機が45-17で大勝した。
リコーは後半54分、ワールドカップで優勝を果たしたばかりのニュージーランド代表CTBマア・ノヌーが出場したものの、3日前に来日したばかりでまだチームにフィットしておらず、起爆剤となることはできなかった。
試合は前半、3本のペナルティゴール(PG)を決めたヤマハに対し、リコーはFB河野好光のトライとPG成功で1点リードしてハーフタイムを迎えた。
しかしヤマハは後半、フォワードが接点でのプレッシャーに耐え、走力に自信を持つバックスがボールを動かし始めるとトライを量産。47分にWTB徐吉嶺(ソ・キルリョン)が左ライン際をすり抜けて逆転のトライを挙げると、58分にはCTBマレ・サウが鋭いステップでノヌーらを振り切り、中央突破でトライ。61分にリコーWTB小吹祐介にトライを奪われ一時は6点差に迫られたものの、サントリーはその4分後にWTB田中渉太がファイブポインターとなり、終盤でもWTB中園真司とSH矢富勇毅がトライを重ね快勝した。
ヤマハはこれで開幕から2連勝、リコーは1勝1敗となった。
● CTB マア・ノヌー(リコー) コメント
フィジカルなゲームで、日本のラグビーは予想していた通り速かった。ワールドカップが終わったばかりだが、体は問題ない。日本人は温かい人が多く、ラグビーに対しても情熱があるので、昔から日本でプレーしたいと思っていた。チャンスをくれたリコーに感謝している。ベストを尽くしたい。
チームに合流したばかりで、フラストレーションがたまる部分はあるが、大会は始まったばかり。真剣に上位を目指すのであれば、我々はもっといいプレーをしなければならないし、リコーの外国人はもっと前に出てリードしていかなければならない。今日は自分が走る場面は少なかったが、これからもチームプレーをしっかりやっていく。