ラボダイレクト・プロ12(前マグナーズリーグ)に参戦しているアイルランドの古豪アルスターは1日、南アフリカ代表として2度のワールドカップ(1999、2003)を経験し、シャークスのキャプテンとしても奮闘した36歳のベテランCTBステファン・テルブランシュと3カ月間の短期契約を結んだと発表した。
先発候補として期待していた今季新加入のニュージーランド出身万能BKジャレッド・パインが、10月7日のトレヴィゾ戦でアキレス腱を痛めて離脱したため、経験豊かなテルブランシュに白羽の矢が立った。
1996年にボーランド(南ア)でプロのキャリアをスタートさせ、1999年にシャークス移籍後は国内最強フィニッシャーに成長。2003から2007年にかけてウエールズのオスプリーズでプレーした経験をダーバンに持ち帰り、2008年と2010年のカリーカップ(南ア国内最高峰選手権)優勝に貢献した。
年齢的に選手引退は間近とささやかれているが、約15年間のプロ人生で6週間以上戦列を離れたことは一度もないほど故障に強く、ヨーロッパでもうひと花咲かせる可能性は十分ある。なお、アルスターにはシャークス時代のチームメイトであるLOヨハン・ムラーとSHルアン・ピナールも所属している。