ニュージーランド協会の公式ホームページは10月31日、ワールドカップで24年ぶりの優勝に貢献したオールブラックスのCTBソニー=ビル・ウィリアムズ(SBW)がニュージーランド協会と正式に1年間の契約を更新し、来年のスーパーラグビーはチーフスでプレーすると発表した。
アスリートとして高い評価を受けるSBWをめぐっては、フランスを中心とした海外クラブや古巣のラグビーリーグ(13人制)も獲得に熱を入れていたため、去就が注目されていた。オフロードの天才が国内のユニオン(15人制)にとどまる決断をしたため、2012年も黒衣のSBWを見られる可能性は残った。
注目の移籍先については、2010年より所属していたカンタベリー(クルセーダーズ)を退団することは以前から明らかにされ、母親が住むオークランドに本拠地を構えるブルーズと、若手の積極補強を進めるチーフスが熱い綱引き合戦を繰り広げてきたが、SBWはスーパーラグビーで優勝経験がないチーフスで新たな挑戦を始める。
なお、SBWは現在パナマで休暇中であり、コメントはまだ発表していない。契約の詳細も明らかにされていないが、彼はボクサーとしての顔も持っており、限定的なボクシングマッチへの出場を認めるオプションは保持した模様。