ラグビーリパブリック

3決でヤングワラビーズ自信回復へ シャープは100キャップ

2011.10.19

 世界ランキング1位のニュージーランド代表に準決勝で惜敗したワラビーズ(オーストラリア代表)だが、ゴールドジャージーのプライドにかけて、全力で銅メダルを獲りに行く。ディーンズ監督は19日、その3位決定戦(21日・対ウエールズ)に出場するメンバー22名を発表した。
 注目は先発LO起用のシャープ。33歳のベテランは、ワールドラグビー史上21人目のテストマッチ100キャップ獲得者となる。LOとしては史上3人目、ワラビーズでは5人目の快挙。
 先発の顔ぶれは準決勝から8人が変わり、左太もも裏の故障で準決勝を欠場した万能BKビールが戦列に戻ってきた。脳震とうの不安を克服したCTBバーンズは今大会2度目の先発となり、アシュリー=クーパーとのコンビでバックラインに勢いをつける。フロントローはPRスリッパ―、HOポロタ=ナウ、PRマアフの新トリオ。75キャップのベテランFLエルソムは休養となり、新世代の大型FWと期待されている25歳ヒギンボサムが「6番」を背負う。35歳のサモはベンチに下がり、NO8は23歳のマッコールマン。
 先発15人の平均年齢は25歳と123日。4年後も第一線で活躍しそうなヤングスターが揃っているだけに、結果を残して自信を回復したいところだ。
 オーストラリアとウエールズは昨年11月にカーディフで対戦し、そのときは25-16でオーストラリアが勝っている。しかし、ウエールズは1987年大会の再現(3位決定戦:ウエールズ 22-21 オーストラリア)に意欲を見せており、好戦必至の3位決定戦となりそうだ。


 


 


<2011 Rugby World Cup 豪州代表 出場予定メンバー / 10月21日・3位決定戦 対 ウエールズ>


 


1.J・スリッパ―   2.T・ポロタ=ナウ   3.S・マアフ   


4.J・ホーウィル(主将)   5.N・シャープ   


6.S・ヒギンボサム   7.D・ポーコック   8.B・マッコールマン   


9.W・ゲニア   10.Q・クーパー   


11.D・イオアネ   12.B・バーンズ   13.A・アシュリー=クーパー   14.J・オコナー   


15.K・ビール


 


16.S・ファインガア   17.B・アレグザンダー   18.R・シモンズ   19.R・サモ   
20.L・バージェス   21.A・ファインガア   22.R・ホーン


 

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